菅内閣、支持率急落、オリンピックまで持たない
落ち込んだ。理由は様々あるが何と言ってもこの指導者に
指導者の国家戦略が皆無だからだ。国の政治や経済、そして
科学文明の将来ビジョンがない。安部内閣は決して成功しな
かった『アベノミクス』という経済戦略を打ち出した。菅
総理大臣閣下にはこの戦略がない。『安部内閣の継承』など
失敗し色あせた戦略を持ち出してもどうにもならない。
菅閣下は将来の高らかな戦略を語れないまま個別の戦術
をあたかも戦略ビジョンの打ち上げのように錯覚してつぎ
次に打ち出す。ハンコ社会からの脱失、事務のデジタル化、
携帯電話の値下げ、などなど。こんなの一国の総理大臣閣下
の取り組む政治課題ではない。官僚の局長が指揮する案件
だ。つまり菅は自分が局長官僚になったつもりなのだ。
この菅局長、携帯電話値下げのつもりで学術会議の会員
候補6名を排除したのだ。しかしこの学術会議は日本科学
アカデミーである。先進国の科学アカデミーの人事に政府
が口出ししたことはない。学問の自由、言論の自由は、自
由民主主義の根本原則で各国の憲法に明記されている。日
ない総理大臣閣下では会員候補拒否が憲法違反にあたる
事案とは分からなかった。学術会議会員の任命も『局長案件
』のつもりでサインしてしまった。
菅総理大臣閣下は未だにキョトンとしている。学術会議
会員候補拒否が何故このように反発されるかいまになって
も理解できない。国民はバカではない。いくら何でも、携帯
電話値下げ程度のことしかできない『局長総理』では、コロナ
対策とオリンピックはやれない、と認識した。そして世論調査
での支持率30%台。35%以下では総選挙はやれない。
その35%、明日にも来るかもしれない。