菅総理大臣閣下、NHKで学術会議会員任命拒否の質問受け激怒、能力以上のことやってしまって右往左往

 総理大臣として初の国会、初めての施政方針演説を

行った。この演説の後はNHKに出演してその内容を説

明するのが慣例だから菅閣下も同じことをやった。

 この中で施政方針演説にはなかった(わざと触れな

かった)学術会議会員任命拒否の問題をNHKの記者か

ら質問された。閣下はこれに激怒してテーブルを強く

叩きながら答えた。『答えられないこともあるんだ!』

 この人の低能ぶりをあらわにした一瞬だった。民主

主義の政権の政治方針、施策について『答えられない

秘密』があってはならないことなど常識ではないか。

たとえそれが軍事秘密であっても軍事政策の一巻と

して誠実に答えなければならない。

 まして日本科学アカデミーとされる学術会議の任命

人事の問題である。6名の任官を拒否したのだから、そ

れ相当に理由があるはずだ。例えば政府自民党の政策

に反対したことがある、との理由ならばそのまま何故

答えないのか。答えられないのか。

 それを国会では覆い隠し、NHKでは聞かれて激怒

する。これは自分の施策に自信が無いからなのだ。自分

が説明するには能力以上のことだからなのだ。つまり菅

総理大臣閣下はそれ自体能力以上のことを引き受けてし

まって、机を叩いて右往左往するはめになったのだ。

 激怒して机を叩いて長く責任の重い総理など続けられ

るわけがない。もっとすごい馬脚を表す前になるべく

早くお辞めになることだ。