ytさんからの投稿、『大学に研究の自由などなかった』の誤解,研究は大学院博士課程でやるもの

yt1984さんからの投稿概要

 1.私は大槻教授に憧れて大学に入ったが大学は自由に研究

できるところでなかったので大学院に行かなかった。

 2.大学の研究室で地震予知の研究をやりたいと申し出た

が教授に拒否された。

   (大槻からの回答)

あなたは上の事実に遭遇して幻滅して大学院修士も博士も

行かなかったわけですね。それは残念なことでした。しかし

  あなたを指導した、あなたの教授は正しい指導

  しました!もしあなたのその教授がその地震

  知の研究を認めていたら、あなたは研究成果も

  あがらず、修士論文も博士論文も書けず、いま

  ごろ路頭に迷っていたことでしょう。

何故ならもともと地震学会ではは地震予知などというテーマ

は現在不毛なテーマとされているからです。つまり地震

学会に地震予知などというテーマを指導できる専門家は

ほとんどいないのです。もちろん岩盤、プレートのひずみ

研究はやられていますがそれがいつ破断するか、は分か

らないのです。つまりこれによって正確な地震予知はで

きません。地震予知の少数の『専門家』はオカルトぽい

と批判されていますよ。

 それに大学の研究の自由とは大学院博士課程以上の

研究についての自由です。修士課程までは学ぶこと、履修

すること、修学することで、これの自由はまったく当然

です。つまりなにを学んでもいいのです。

 あなたの教授に、研究の自由がなかったのではなく、

実に正しい指導をしました。その教授にいささか問題

があったとすればここで書いたような学会の現状を、

懇切丁寧に説明してくれなかった(?)ことでしょうか。

 私ならこう指導します。『地震予知?、そんな専門テ

ーマは大学4年生で決めるのは早すぎます。専門研究

分野を選ぶのは博士課程に入れてからにしましょう。』