新型コロナウィルスと末広亭

 昨日書いたとうり落語を聞きに新宿末広亭で遊んで

来た。コロナ騒ぎでガラガラだろうと思って遅めに家

を出た。11時40分、並んで待っている人たちがおよ

そ20m。私の困った顔を見た係が慌てて席を確保し

てくれた。真打の出番までには席は満員。しかも驚く

ことに誰もマスクもつけていないではないか。マスク

に帽子姿は私だけ。春風亭一之輔が言った。『時節柄

今日はだれも来ないと思ったのに、いっぱいのお運び

さまで。。。よっぽど家に居られない事情がおありの

ようで。。。(爆笑)

 やっぱり私のようにお上に逆らうひねくれ者はこん

なにいるのだ。それはそうだろう。東京の『感染者は

今朝の段階で37人(これは昨日の朝より1人増加)。

しかしこの感染者は『感染者累計』なのだ。感染が始

まってから二か月たっているのだ。もうすでに相当数

が回復しているのだ。すると今現在の感染者で都内の

診療所に通院、入院、自宅療養している感染者数は2

0名程度以下であろう。東京には内科系の診療所は7

573か所あるから

  20/7573=0.0026人

つまり東京の医療機関にはコロナ感染者はほとんど、

全く来院していないのだ。どこに流行があるのだ?!

 末廣亭楽観主義者はちゃんとした常識的直観を持っ

ているのだ。さあ、今日はどこに行こうか。図書館に

でも出かけよう。春の日はうららかで暖かい。

コロナウイルスバカ騒ぎ、株の暴落、学校閉鎖

 中国武漢で発症(12月1日?)以来3か月、ついに株価

が大暴落、学校は全面閉鎖、あらゆる会合は中止。私も

この2月3月はアメリカビザ拒否のおかげで会合の予定が

12回もある。。これが予定どうり行われるのがたった1

つのみ。あとはすべてキャンセル。この会合は物理学科

関係のもので、コロナウイルスなど騒ぎ過ぎという意見

が大勢を占めたからだった。

 たしかに騒ぎすぎ。もちろん流行性感冒だから十分な

予防は常に必要だ。入念な手洗い、必要な時のマスク、

休養と栄養。しかし安倍総理閣下の直接指示による学校

閉鎖、クルーズ船の上陸拒否、武漢閉鎖、諸外国からの

入国禁止などは明らかに過剰な反応である。

 例えば日本国内でも私の関係する東京の感染者数36

人、栃木県の感染者1人など、全国でも217人。これ

では新型コロナウィルス流行とは言えない。たとえば、

インフルエンザ流行は『一医療機関の患者数が1日あたり

平均数名』に達したとき『流行』となる。

 学校閉鎖もその学校で5から10名の感染者が出た時点

で学校閉鎖が検討される。それも一斉閉鎖ではなく個別に

各学校ごとに対応される。それが安倍総理閣下の方針は何

だ。栃木県のどこの学校も平穏無事ではないか。それが、

この大事な学年末に一斉閉鎖とは!

 これは今回の新型コロナで12月初頭に中国共産党は最初

情報を隠匿し、情報を改変して、住民には閉鎖の命令を出し

武漢孤立を図って爆発的感染を引き起こしたので世界が恐怖

してヒステリックになってしまったからだ。最近になってIO

Cの委員が相次いでオリンピックの中止や延期に言及し始め

た。するとそれと符合するように安倍閣下は突然の、学校閉

鎖の命令なのだ。『オリンピックのためなら何でもする』と

いう訳なのだろう。

 ウィルス性感冒が流行期に入りしばらくして収束するのは

ヒトからヒトに感染を繰り返してゆくうちにそれぞれのヒト

の免疫攻撃に合いウィルスが劣化して感染力がなくなって行

くからだと思われる(このような意見の専門家が多い)。し

たがって、閉鎖、隔離をやみくもに行うのは単に流行期を長

引かせるに過ぎない。

 私はこれに逆行しようと試みる。つまり安倍総理閣下の命

令になど従わずどんどん外出し、会合、イベントにでてしま

う。(これから新宿末広亭の寄席に行き一日過ごす、これ本

当)ただし、予防はちゃんとやる。マスクと手洗い。とくに

手洗いはおよそ2時間に一回はやる。末広亭で新型コロナに出

会う確率は0だが、他の風邪ウィルスもいやだから。

 

 

高校生がキノコの面白い性質発見とか、科学技術チャレンジ賞?

 2月22日朝日新聞によれば高校生が『大発見をした』

という。

    (以下引用)

砂浜で生きるキノコ「スナジホウライタケ」の観察を続け

神戸学院大学付属高校(神戸市)2年の和田匠平さんが、

科学技術の研究成果を競う「第17回高校生科学技術チャレ

ンジ(JSEC〈ジェイセック〉)」(朝日新聞社テレビ

朝日主催)で「荏原製作所賞」を受賞した。過酷な環境の

下、身を守るために自ら砂をまとうことなどを突きとめた

という。。。。。。 各地のスナジホウライタケを観察す

るため、北海道から沖縄まで全国の海岸に足を運んだ。

その結果、直射日光や風などの外的刺激から身を守るため

に、柄に自ら砂をまとう工夫をしていることを発見した。

  (引用終わり)

 実にすごい高校生ではないか。いま時受験勉強など眼中

にないのだろう。それとも付属高校なので受験勉強など必

要ないのか。さて私の感想。

(1)専門の生物学会、植物学会がこのスナジホウライ

タケの面白い性質を知らなかったのだろうか。研究者は

いなかったのだろうか?

(2)一般的に科学分野はあまりにも急速に進歩して、

大学院修士院生でも最先端に追いつくことが難しくなっ

ている。高校生がいかに優秀でも量子コンピューターや

超弦理論に『チャレンジ』することは無理というモノ。

(3)朝日新聞科学部には優秀な人材がそろっている。

この朝日新聞が上のことを認識できないことがあるだろ

うか?

(4)それともこれは単に荏原制作の宣伝の片棒かつぎ

なのだろうか?

人形浄瑠璃 文楽 を観た。桜丸の自害の死体は万感の物語

昨日、長年の望みがかなって文楽を観ることができた。ま

ったく生まれて初めての経験だった。最近になって観たい

みたいと思っても、那須バンクーバーサイパンと渡り

鳥生活で文楽公演に、うまくマッチすることはなかった。

ところが、ところが、トランプさまのおかげで『スパイ

の疑い』でサイパンビザ拒否に合い、この冬は東京住まい。

そのおかげで文楽の特等席が取れた。武漢肺炎で、人込み

を避ける風潮か、席がとれたのだ。

 もちろん私の好きな   

        菅原伝授手習鑑

だ。3人兄弟の車引きの妻八重達の立ち居振る舞いの優雅

さ、美しさは言うに及ばない。しかしなんと言っても特筆

すべきは桜丸の自害のシーン。妻が泣き叫び狂ってすがり

ついても、父親が鐘を鳴らして念仏して泣き悲しんでも、

自害後の死体は微動だにしない。人間国宝人形使いのう

でさばきは実に見事だった。

 人形使いもヒトだから腕が疲れたり、指が痛くなったり、

膝がかゆくなったりするだろう。それでも死体は石のよう

に動かない。これがおよそ20分も続いたのだ。これは『

本物』の死体だ。その『本物さ』に場内はメを見張った!

こんなバカが今でもいる!たけしの正月特番『超常現象Xファイル』一反木綿の妖怪騒ぎ

 正月の多忙な日々も過ぎやっと落ち着いたので

上記のバカを取り上げましょう。いつものUFOは

たんに空の斑点や輝点が現れたという話で大気現

象は複雑ですからそんな写真は当たり前。その際

あきらからな文法を内蔵する電波信号をとらえた

というのならまだしも大気の斑点の写真をいくら

見せられてもどうしようもない。

 さて肝心なのはこれから。阿川が司会補助『

大槻教授、怪しいと思うことがあったらビシッ

と。。。』私、『やる前から全部怪しいよ』

その怪しいの一番『黒い一反木綿』。これは

自称作家の山口某が持ち込んだモノとか。山口は

言う。『鹿児島の妖怪が今全国に。日本経済の暗

い未来暗示』

 バカ!こんなの、農業用ビニールシートだ。『栃

木県北部に多発だと?』春先那須の我が家に来て

みろ。いつでも庭の古木のてっぺんにひっかかっ

ているから見せてやる。たしかに黒いシートだ。

これは通常のハウス用の白いビニールではない。

畑の畝を温めて発芽を促すビニール。春先の北風

は15m以上の風速で那須岳おろしの上昇気流と

なって巻き上げられる。

 このシーンでは私が指摘しないうちに優秀なス

タッフが気づき、農業用の黒い畝覆いシートをス

タジオに持ち込んで山口某は赤恥。山口は根っか

らのバカでもないから『一反木綿妖怪が単なる

ビニールシート』と分かると止む無く最後のケチ

を付けた。曰く『上昇気流が15m以上の風速に

なるものか!物理学者のくせに。。。』私は反論

しなかった。ただ苦笑い。山口某は『上昇気流を

たんに温度差によるもの』としか判断できなかった

のだ。

 山越えの高速気流は山を越えると、北向きに見る

と右回りの乱気流となる。この乱気流は栃木県北部

の地面、畑にあたり上昇気流となる。実際、『西

高東低』のときには台風並みの風が吹く。例えば

2017年10月31日の下野新聞によれば那須高原

では風速25.5mの強風が吹いた。庭の箒やバ

ケツなどまで吹上げられた。

 この地方では春も来ないのに一反木綿の妖怪が

さぞ賑やかだったことだろう(笑)。一反木綿の

妖怪とは鹿児島地方の物語。この地方では墓に埋葬

のとき5mから10mの旗を棒にくくりつける風習

があった。それが風で飛ばされ民家に舞い込むこと

がある。親は子供を叱る。『良い子にしないと墓場

から一反木綿がくるぞ!』と。

 今の子供にこんなだましは通用しない。通用する

のは山口某のようなオトナだけか?

村上春樹をはじめてチョコっと読んで大変面白かかった、それで。。。?

私は文学好きだがいつも読むのは平安時代から鎌倉時代

あたりの古典か自殺した作家のもの。とくに芥川龍之介

太宰治を読む。決して読まないのは現代のベストセラー

もの。だから村上春樹はこれまで一行も読んだことはな

かった。

 これでは何となく心残りの気もするし、暇つぶしにも

ならない。中野区の図書館で小三治のテープを借りにい

ったついでに村上春樹上巻を借りた。1Q84 

 なんとも奇妙なタイトルではないか。まるでスパイの

名前、偽名のようではないか。タイトルからして面白い。

芥川龍之介の決して使わない日本語だ。

 第1章 青豆という30がらみの、ミニスカートの女

が登場。タクシーは首都高速で大渋滞。渋谷で人と会う

約束に間に合わない。人と会う、と思った瞬間、バック

にいれた、『鋭利な道具』にさわる。これからこのミニ

スカートが、渋谷で男に会って殺人をする『らしい』と

暗示す。タクシーを降りてなんと首都高の非常階段を降り

始める。次に何をやらかすのか。わくわくするような、

気分だけではない。ミニスカートの(多分)美人の女が

靴も脱ぎすて高い非常階段の蜘蛛の巣をはらいのけるさま

は漫画イラストとしてもじつに面白い。

 第2章はまったく別の人物がひそひそと相談する。名前

は天呉。青豆もユニークな名前だが天呉もおかしな名前。

村上春樹は小説のタイトルから登場人物まで意表をつく。

有名出版社の有力編集長の天呉は新人賞をねらっている

作家の卵とひそひそ話。女子高校生からの投稿は下手な

文章で当然落選だが『お前の文章力で書き直せば芥川

賞も狙いる。』と。つまり一種の盗作、偽作、あるいは

作品詐欺ともなる。まともな有名作家の村上春樹の小説

が冒頭から偽作、盗作の相談から始まるとは意表をつく。

このような『文化的犯罪の予感』にわくわくする。

 しかも前章の殺人者らしい美人の青豆と偽作をたくら

むエリート編集者天呉はどこでどうつながるのか、早く

次を読みたい。しかし私はこれだけ読んだだけで、次の

日、この1Q84は図書館に返却した。

 講談も浄瑠璃も『いいところ』つまりもっと先が知り

たいと思うところでやめるものだ。大小説『大菩薩峠

もそうだった。

  『。。。これからが面白くなるのですが

    。。。ちょうど時間になりましたああ』

と。そう、そう、現代の村上春樹ベストセラーは講談

だったのです。講談の手法だったのです。だから面白い。

だが芸術としての真の文学作品ではない。

 

那須市民大学受講資格、誤解しないで!

 おしらせした日程の時間は午後6時から2時間

です。つまり夕方です。また受講参加資格は那

須塩原市民の方、とそれに準じる方

<および本ブログでこの市民大学のことを知っ

た一般の方>

です。だから一言でいえばどなたでも受講参加

資格があります。しかし定員がありますので、

くじ引きによる場合もあります。