またまた文化勲章の恥さらし、今ごろリチウムイオン電池に

今年の文化勲章の受章者が発表された。文化勲章

ブの字も話題にならなかったのに、ノーベル賞

受賞が決定するとあわてて文化勲章授与を決定

した。その理由が笑える。

 『吉野彰(よしの・あきら)旭化成名誉フェロー。

モバイル機器などに欠かせないリチウムイオン

電池の基本構造を確立し、高い評価を得た。』

 『高い評価を得た』とは『ノーベル賞をもらう』

ということを意味する。つまり『ノーベル賞を得て日本

の国家に寄与したことが文化勲章につながったのだ。

 つまり勲章は国家に寄与しなければ与えられない。

だから歴代文化勲章受章もほとんどのノーベル賞

受賞者はもらわなかった。ノーベル賞をもらって

始めて遅ればせなが文化勲章をいただく。

 世の人たちは思う。文化勲章ノーベル賞より遅

れるのはこれを審査する政府が評価能力がない

からではないのか、と。

 そうではないのだ。あらゆる勲章は国家に尽くした

者に与えられるのだ。旭化成に尽くしたり私立大学

につくしても勲章はもらえない。『国家』に尽くした

官公庁高級官僚や国立大学、とくに旧帝大の教授

に与えられる。

 吉野さんの文化勲章ノーベル賞をとって世界に

日本国の評価を高めたからだ。