バンククーバーサイエンスカフェ、別の報告

先日のSC最終回の講演、大っ変面白かったです。光の正体関連で言えば高校生の時に化学の先生にこういう質問をしたのを覚えてます。
「光は本当は電磁波で電子は電磁気の量子ならば、光或いは光子って電子の一種?どう違うの?」その時に先生は「いや違う。光子には質量がないのに対し電子にはあるから別物。」とはっきりした答えを出してくれたものの、それだけではイマイチ問題解決に及ばずでした。それで大学に入り、もちろん「光とは粒子・波動両方の性質を併せ持ったもの」といった微妙に簡易化された”事実”を習いましたが、昨日のトークをお伺いして初めてこの研究の歴史的背景、人類の光に対する見解の理論的枠組みの発展における因果関係や、それが現在に至ってはどういう形を取ってきたかについて理路整然とした解説を享受できました。なるほど、電子と光子は両方とも量子でありながら別物であり、そして(これは一個前のSCの話を参考にしますが)電子は光子のやりとりをすることによって電気が仮に光の速さで動くかのように一瞬で伝達しますね。
 
今年も素晴らしい授業を受講させて頂きありがとうございました。
そしてSCの皆さん、いつもご一緒に勉強させて頂いてありがとうございます。
  K記