ハワイ島からのうれしい便り

 HideakiYamagishi

大槻先生
ワイ島でコーヒー栽培をしている山岸秀彰と申します。
もう、40年も前の事ですが、早大政経学部で先生の講義を受講しました。大変愉快な授業でした。休むことなしに全講義に出席したのは、4年間で先生の授業だけでした。
我々生徒一同は、先生から夏休みの宿題をいただきました。たらいに水をはって観察するという物でした。うる覚えですが、確か、エントロピーは増大するので熱平衡が働いていているが、10の27乗分の1の確率で、たらいの一方が沸騰して、一方に氷ができる現象が起きる。それを観測してレポートを提出すれば優をいただけるという事でした。優どころか、ノーベル賞も採れるかもという話だったかと思います。
それ以来40年間、ゴルフ場で池に球を打ち込むにつけ、湖面で石を投げ水切りを観察するにつけ、あるいは、すももプディングを食べながら、うちの畑で採れたコーヒーを飲むにつけ、先生のお言葉を思い出して、日々、それら液体を観察していますが、未だその現象に遭遇したことはありません。
宇宙の膨張スピードが減速、一定、加速かは不明という講義で、減速しているのであれば、いずれ宇宙の膨張が止まり、収縮に転じ、そういう現象は普通に起こるとも仰っておられましたので、それまで待つという手もありましたが、その後、私の住むハワイ島すばる望遠鏡の活躍で、膨張は加速中と結論づけられたので、それもかないません。
小生、来年は還暦です。この宿題の観測はそろそろ諦めた方が良いでしょうか。どうやらノーベル賞は無理そうです。
ますますのご健勝をお祈り申し上げます。

  大槻義彦からの返答

 遠くハワイ島からのうれしい便りをもらいまし

た。ハワイは40歳のころは何度も行きました。

もちろんハワイ島も。日本も火山島ですがハワイ

島の噴火口の規模と強さには驚きです。さらに驚

きなのはこの強力な噴火口のそばであなたような

コーヒー豆の栽培を平気でやってる人がいること

ですよ。さらにまたあなたのような政経学部出身

のエリートが豆の栽培をやっていることも驚きで

す。

 これから先は個人的な対話にしましょう。

私のメルアド

  otsuki2998tt@gmail.com

に連絡ください。

 

 

 

  

  

 

 

『地球温暖化』真壁さん(90歳)にノーベル賞、なんで今頃

     (朝日新聞からの引用)

 地球温暖化の予測法を開発し、ノーベル物理学賞

受賞が決まった米プリンストン大上級研究員の真鍋淑

さん(90)が5日、ニュージャージー州の自宅で朝

日新聞の取材に応じた。「僕は非常に幸運だ」と喜び

を語った。

    (引用終わり)

 このニュースはまことにおめでたい

ことでそのこと自体にケチをつけるつ

もりでは毛頭ない。しかし今ごろにな

って温暖化テーマにノーベル賞とは、

遅い、遅すぎではないか!

 すでに30年ほど前から頻発する

大雨、台風被害が温暖化の観点から

議論されていたではないか。またその

頃から海水の温度上昇も問題視さてい

た。千葉県房総沿岸の海底では沖縄の

サンゴが生えだしたと報道された。

 こんな『時代遅れ、次期遅れ』のノ

ーベル賞、真壁さんが90歳と長生き

だったから良かったがそうでなければ

時期を逸してしまったではないか。

 それに肝心の『純正物理学』、つまり

素粒子物理学、物性物理学、宇宙物理学

がそろって今年は大きなエポックメーキ

ングな成果の発表がなかったことも稀な

ことで、温暖化テーマには幸運だった。

 

双子の兄弟が互いに脳から出る電波で交信できるか

 pamdaming

大槻教授
質問です。
以前大槻教授のブログでボーカリストATSUSHIさんが電波オカルトにハマっていて、人間は電波を受信することができないと書いてありました。

しかし、昔の大槻教授の『超能力・霊能力解明マニュアル』ではテレパシーについて、『脳から弱い電波が放出されるなら同時に受信アンテナになると推定できる。てんかん患者のような普通とは違う電波が発信されるとなれば外部から電波を受信する能力があると推定される。双子の兄弟がいて、お互いが電波を受け取ることが絶対にないとは言い切れないのだ。』とありますが、これは矛盾してませんか?

実際に双子が電波を通じて受け取るということはあるのでしょうか。

  大槻からの回答

本来匿名の質問に対しては回答すべきではあ

りませんが何か事情がおありのようなので以

下のとうり回答します。

 たしかに脳から出るごく微弱な電磁波を受

信したという報告はありました。これな超伝

導量子干渉計を使ったものでした。しかし、

その後この種の研究はほとんど進展していま

せん。多分この種の電磁波情報は脳波以上の

情報は何も含まれていなかったためでしょう。

 このため他人あるいは双子がその電磁波を

受信できるかどうかもまったく研究されてい

ないようです。

        大槻義彦

 

那須サイエンスカフェ、『空騒ぎの会』

 正式の『那須 サイエンスカフェ』はコロナの制約

から開催できず、それでも上の会の有志が非公式な

『空騒ぎの会』を立ち上げ好評のうちに継続してお

ります。

第22回10月03日(日);スピントロニクス                   

第23回10月10日(日);レーザー(X線)とは?                                 

第24回10月17日(日);第4のニュートリノを探せ

 第25回10月24日(日);時間の矢とは?                     

第26回10月31日(日);運動量の不思議                              

第27回11月07日(日);4つの力、それならば第5の力とは何か?      

第28回11月14日(日);宇宙の終焉、ビッグRIP 

 本年はこれで終了ですが、出席を希望される方は

まだ1,2名の余裕があるようですのでご連絡ください。              なおこの会は那須塩原市とはまったく無関係の任意団体

です。

 

三島由紀夫、何も見えていなかった、50年前の死の無駄

     (毎日新聞からの引用)

1970年への旅 三島が予見した「終末」 現代人が直面する「破滅」見えていた…

東京・南馬込の自宅でインタビューに応じる三島由紀夫。この時期、創作と同時に、「楯の会」の活動を本格化させて「死」の準備を始めていた=1968年12月撮影
東京・南馬込の自宅でインタビューに応じる三島由紀夫。この時期、創作と同時に、「楯の会」の活動を本格化させて「死」の準備を始めていた=1968年12月撮影

 「あの日」から今年で50年になる。19

70年11月25日、三島由紀夫(享年45)

陸上自衛隊市ケ谷駐屯地に乱入、自衛隊

に「檄(げき)」を飛ばした直後に割腹自決

した事件は衝撃を与えた。今も内外で業績が

しのばれ、その言動は論議を呼ぶ。なぜ国の

行く末を憂えて逝ったのか。作家が予見した

「終末」の意味を考える。

 <僕が死んで五十年か百年たつと、ああ、

わかったという人がいるかもしれない。そ

れで構わない>。。。。。。

               (引用終わり)

 あれから50年たった。日本は彼が心配

してくれた終末は迎えない。迎えないどこ

ろかきわめて平穏無事に進んでいる。

 新憲法のもと、戦争もなく、外交も世界

各国と友好を維持している。経済もインフレ

もなく一人あたりのGDPは1980年代から

2倍近くに増加している。

 社会生活も良好で治安は世界有数に良好で

教育も行き届き発展している。一部貧富の差

が問題になっているが社会保障費は1.9倍

ものびている。

 『50年たってやっと分かった』ことは三島

の心配は絵空事だったことだ。

 

 

 

 

 

 

 

                   

 

『ハンドパワーで病気が治る』はもちろんインチキ、でも。。。

       (朝日新聞より引用)

手をかざすと病気が治るとうたった「ハン

ドパワー」を習得するセミナー名目で受講

料などをだまし取られたとして、佐賀や宮

崎など7県の元会員ら27人が22日、福岡市

東区セミナー企画会社「アースハート

や後継団体の一般社団法人、その幹部らに

計約2177万円の損害賠償を求めて福岡地裁

に提訴した。

 訴状によると、自身や家族が難病などを

抱えていた原告らは2009~20年ごろ、会員

から「ハンドパワーで病気を治すことがで

きる」などと勧誘を受け、習得のためのセ

ミナー名目で約30万~70万円を支払ったと

いう。原告側は「ハンドパワーは科学的・

医学的裏付けがなく、虚偽の内容を含んだ

詐欺的な宣伝だ」と訴えている

    (引用終わり)

 実際にこのような治療院と称するもの

はちまたに現存する。『気功』というのも

町のあちこちに開業している。私もこんな

『治療院』を実際訪問して取材したことが

ある。ベットに50歳がらみの女性が寝て

いた。『先生』を白衣を着て両腕左右上下

に動かして女性の頭の上にかがんでいた。

 女性に取材すると『週に一度ここで気

をもらうと頭痛が消えるのです』と答え

た。当時『50肩』で両手を上げると痛

かったので私も気をかけてもらうことに

した。『先生』が汗を流しながら頑張って

も私の50肩の痛みは少しも良くならなか

った。

 科学的、医学的にはハンドパワーなどイ

ンチキである。でもハンドパワーで痛みや

その他の病気が治ったという人は実際に居

ることはいる。これは暗示効果なのだろう。

転んで泣き出した子供に『痛いの痛いの飛

んでイケー!』というのと同じ。これはむ

しろ心理学の分野、つまり文学部の問題。 

 

東電に原発をやらせてはいけないこれだけの理由

     (以下朝日新聞からの引用)

 

 東京電力柏崎刈羽原発新潟県)で発覚した

テロ対策や安全対策工事の不備について、東電

が調査結果と再発防止策を発表した。安全を最

優先にするという福島第一原発事故の教訓は、

なぜ生かせなかったのか。再稼働をめざす東電

への不信感が強まっている。

 東電の小林喜光会長は22日夕、都内で開いた

記者会見で一連の問題を陳謝し、「(改善を)

やり遂げることができなければ、原子力事業に

携わる資格がないと烙印(らくいん)を押され

る。最後の機会と覚悟を持って取り組む」と述

べた。。。。。

    (引用終わり)

 何をいまさら!すでにとんでもない原発事故

をおこしておいて、この東電会長、『原子力事業

に携わる資格がないと烙印(将来)押される』と

は何事?!まだ烙印をおされていない、とでも思

っているのか?!あの悲惨な原発事故、いまだに

処理中ではないか!一体この東電の会長、この上

何をやらかして資格がないと烙印を押されてしま

うのか?!怖い怖い!!