『ハンドパワーで病気が治る』はもちろんインチキ、でも。。。

       (朝日新聞より引用)

手をかざすと病気が治るとうたった「ハン

ドパワー」を習得するセミナー名目で受講

料などをだまし取られたとして、佐賀や宮

崎など7県の元会員ら27人が22日、福岡市

東区セミナー企画会社「アースハート

や後継団体の一般社団法人、その幹部らに

計約2177万円の損害賠償を求めて福岡地裁

に提訴した。

 訴状によると、自身や家族が難病などを

抱えていた原告らは2009~20年ごろ、会員

から「ハンドパワーで病気を治すことがで

きる」などと勧誘を受け、習得のためのセ

ミナー名目で約30万~70万円を支払ったと

いう。原告側は「ハンドパワーは科学的・

医学的裏付けがなく、虚偽の内容を含んだ

詐欺的な宣伝だ」と訴えている

    (引用終わり)

 実際にこのような治療院と称するもの

はちまたに現存する。『気功』というのも

町のあちこちに開業している。私もこんな

『治療院』を実際訪問して取材したことが

ある。ベットに50歳がらみの女性が寝て

いた。『先生』を白衣を着て両腕左右上下

に動かして女性の頭の上にかがんでいた。

 女性に取材すると『週に一度ここで気

をもらうと頭痛が消えるのです』と答え

た。当時『50肩』で両手を上げると痛

かったので私も気をかけてもらうことに

した。『先生』が汗を流しながら頑張って

も私の50肩の痛みは少しも良くならなか

った。

 科学的、医学的にはハンドパワーなどイ

ンチキである。でもハンドパワーで痛みや

その他の病気が治ったという人は実際に居

ることはいる。これは暗示効果なのだろう。

転んで泣き出した子供に『痛いの痛いの飛

んでイケー!』というのと同じ。これはむ

しろ心理学の分野、つまり文学部の問題。