ふとして源氏物語にとりつく、もはや1か月あまり、全56巻は長すぎ、しかも。。。
くる日も来る日も源氏と女たちの話。よくも飽きず
に22巻まで来た。しかしもううんざり。
源氏は政権、ナンバー2の高官。つまり天皇(帝)
の次の位。今でいう総理大臣。好きなことは何でも
やれる。
連日やったことは女を手に入れること。当時夜は
暗かったから人のうわさとか、声の調子で女を判断
して、夜な夜な、適当な女に忍び寄って長い着物の
すそを引っ張る。これで万事終わり。朝暗いうちに
その女のもとを立ち去る。
再びこの女を訪れることもあるが大抵はそのまま
忘れてしまう。もちろん通いつめて子どもができる
こともあるが自分で育てることも稀なこと。作者、
紫式部は宮中に勤めたこともあって当時の上流階級
の生活には詳しかったと思われるが、源氏物語の中
身は来る日も来る日も男女のはなし。
いくら何でも当時の政府や大臣が昼は何もやらず
夜となると女漁り、とはひどいではないか。『歴史
に残る大文学』とはあきれてしまう。当時の政府も
実際には数々の難局に出会っていた。蝦夷地の『
平定』、地方豪族の支配、税の徴収、朝鮮や中国
との外交。それに帝系の争いの処理。
紫式部は何故源氏の『昼の生活』を書かなかった
のか。いやいや書けなかったのだ。それを書く能力
が彼女にはなかった。すべて夜の話。それはごく単
純なこと。女の『袖を引けば』よかったのだ。つま
り源氏物語とは貴族は夜ごと女のそで引くはなし。
もうここらで止めようか。でも。。。。