不当な権力を振り回した菅総理の自滅

ついに世論によってクビになった菅総理。ここに

20%台に落ち込んだ支持率。この世論まど無視

してつぎの総裁選を突破しようとさいごの最後ま

で居直ったが万策尽き辞任した。

 総理は天下最高の権力者である。国会に諮るこ

となく権力を行使できる。とくに人事権と予算執

行権である。菅はこの権力を極端に使いはたした。

人事権を行使して反対意見を封じ、世論もあきれ

る『自分の自由になる』予備費をとんでもなく増

額した。そしてこれらの権力は限度を超えて使い

はたした。

 最高の権力者は権力は常に自由に無尽蔵に使える

が、心ある権力者はこのことを十分理解し、繰り返

し自重するものである。つまり権力を行使するとき

には慎重に自戒してなるべく最低限の権力行使にな

ることを常に心がける。

 しかしわが菅総理大臣閣下はまったく違っていた。

その証拠、真っ先の証拠が『日本学術会議会員の6

名の任命拒否』だった。しかも拒否の理由をあげる

ことができなかった。(6名は過去に自民党を批判

したことがあった)学術に精通もしていない権力者

はほとんど行使したことがない強権をいとも簡単に

行使してしまった。権力行使に慎重さもためらいも

なかった。

 つまり菅という最高の権力者は権力行使のイロハ

も知らない幼稚な権力者で急速に支持を失って自滅

した。