原子力の総本山、日本原電が原発周辺の活断層の資料を改ざん、規制委員会n立ち入り検査

   (毎日新聞の引用)

日本原子力発電(原電)が、敦賀原発2号機(福井県敦賀市)の再稼働に向けた安全審査の資料を無断で書き換えていたことを受け、原子力規制委員会は14日、原電本店(東京都台東区)で調査を始めた。原子炉等規制法に基づき、15日まで関係文書を確認したり原電社員から説明を聞いたりする。安全審査上の問題で、社内への立ち入り調査は異例だ。

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 敦賀2号機を巡っては、建屋直下に活断層があると指摘されているが、原電は「活断層ではない」と反論している。活断層と判断されれば、再稼働はできなくなる。審査資料の無断書き換えや削除は、地質に関するデータ計80カ所で行われており、安全審査が一時中断していた。【塚本恒】

     (引用終わり)

 原電は日本の原子力発電の草分け、つまり日本原子力

研究所から分離した国策会社なのだ。その意味で『原子

力ムラ』の牙城でもある。原子力ムラは東大など旧帝国

大学の原子炉工学科、原子力工学科など原子力関連の学

科出身者の溜まり場、つまり学閥のことである。原子力

学会はもちろん、各電力会社の原発担当取締役、大学の

関連学科の教授ポストなどを独占している。

 その原子力ムラの牙城の原発で安全資料の改ざんが

80か所で行われていたのだ。日本の原発の危険性は

こんなところに潜んでいたのだ。原電がこんな有様で

は、他の電力会社の原発の信頼性もあやしい限り。原

子力ムラは福島原発の大事故の反省もなくウソと詭弁

と隠ぺいをつづけてやがて墓穴を掘る。