ジャズは不快な騒音、もともと音楽は芸術とは言えない、文句があるか?!

 テレビに出始めたころ、飯島愛と歌を歌うという番組

に出された。タイトルはそのころ大流行し始めた『カナ

ダからの手紙』。こんな歌、聞いたこともなかった。案

のじょう、歌いだした瞬間、飯島愛は床を転がって(本

当に転がって)喜んでくれた。

 それより少し前、所属事務所の女に誘われてアメリ

から来たジャズ演奏に行った。これが何たる騒音!!

ラジオなら消すか、音量を下げるから救われるがナマ

で目の前の演奏。リズムもなければメロディもない!

その頃の東京の町の嫌な騒音より数段いやな雑音。こ

れ以来、私はジャズと聞くと鳥肌が立つ。

 冬場以外、私は那須に住む。那須では市民大学、サ

イエンスカフェなどを主催する。困ったことにこの集

まりの参加者にはジャズ好きの連中がたくさんいる。彼

らは何を血迷ったかジャズ好きだけじゃなく、自ら演奏

するのだ!『ジャズはイノチ』とすら言う。バカな、世

界最悪の騒音ではないか。ジャズバカよ、それなら一度

私をあなたたちの演奏会に呼べ。そこで私を10分間引

き留めることができるか!?

 音楽のうちクラシックは多少良い心地になることもあ

る。それでもこれが最高の芸術とは思わない。少し前に

10歳の日本人の子供がヨーロッパの音楽祭のピアノの

演奏で最優秀賞を取ったと大きく報道された。だから、

音楽は芸術ではないのだ。10歳で芸術が分かるか!!

 

 芸術はヒトの魂に食い入り、魂を左右し、魂を生き返

らせ、魂を殺す。そのためには人の恋と死を扱う。つまり

人生に食い入る。人生とは生と死である。生は恋である。

源氏物語芥川龍之介も最高の芸術。これらは恋と死の

魂を左右するではないか。

 それに比べて音楽は恋も十分語らず、死も無関係。だ

から10歳の子供も最優秀賞がもらえる。ジャズバカ、

文句があるか!?