福島原発汚染水、海に投棄、あらかじめ海水で薄めるから、と。驚愕する論理
東京電力福島第一原発にたまり続ける処理済み汚
染水をどう処分するか。政府と東電は、海洋放出を有
力視する有識者の提言を支えに、政治判断に向けた
地ならしを進めた。タンク容量の限界を押し出しながら、
風評被害を恐れる漁業者らの外堀をじわじわと埋めてきた。
ている。東電は、多核種除去設備(ALPS(アルプス))
で処理してタンクに保管しており、たまった水は約
120万トンに達する。敷地の制約から、東電の現在の
タンク増設計画は137万トンまで。昨年8月には、
22年夏ごろに満杯になる見通しを初めて示し、保管
続けると廃炉作業への悪影響も懸念される、とい
ったた主張を強めてきた。
約3年かけて処分方法を検討してきた経済産業省の
小委員会は今年2月の提言で、「確実に実施できる」と海洋
放出の有力視に踏み込んだ。その上で、政府に関係者の意
見を聴いて方針を決めるよう求めた。
(引用終わり)