先進国の科学アカデミー、会員選定に関する政権の乱暴な関与なし、唯一ヒットラーが例外

 米国科学アカデミー、フランス科学アカデミー、ドイツ

科学アカデミーなどは会員は所属団体、所属学会によって

選ばれ、その人事に関して、時の政権が身元調査し、信条

調査して、人事に関与したことはない。

 唯一の例外は1933年から始まったナチスユダヤ

追放があった。この中にアインシュタインが含まれていた。

1933年から1935年にかけて総計70名もの有名な

ユダヤ人学者が追放された。中には追放と同時にガス室

送られ殺害された。

 しかし多くのドイツ人学者はこれに反対、アメリカなど

への逃亡を手助けした。アインシュタインも多数の学者に

よってアメリカへの逃亡が図られた。

 我が国の今回の、日本学術会議の会員任命におけるスキ

ャンダルは6名もの『大量除名』であるから海外の関心も

高い。しかも菅総理は確たる理由も上げず、

  『法律に基ずき適法な処置。。。』

とあいまいな理由である。前回も指摘したようにそんな法

律はない。『日本学術会議の会員は政府の施策に異を唱え

てはならない』『したがって過去に異を唱えて批判したも

のを会員として任命しない』というバカな法律がどこにあ

るか。

 法律に基づかないで学術会議会員を6名も排除した。まさ

に1933年のヒットラーである。しかし排除された会員

ガス室に送られるどころか連日国会の前に立ち抗議の集会

に立っている。私も今日から参加しよう!