古事記、古代天皇制の野蛮な実態をえんえんと。目を背けたくなる兄弟の殺し合い
ひきつづき古事記を読破した。神話の時代
の関係を知る上で面白かったが後半はメをそ
むけるような野蛮な皇位争いの実態がえんえん
と続く。
くなった後、あるいは亡くなる前から、跡目を
ねらった兄弟の血で血を洗う争い。暗殺、闇討ち
、戦争、讒訴、抹殺など、いつの世継ぎ、皇位争
いでもえんえんとつづく。
何度も書くが、私は今の皇室に親しみを覚える。
それは皇室がおだやかで和やか、民主的で合理的
で進歩的だからだ。政権の右翼の圧力に屈せず、
反戦、平和の立ち場を決して崩さない。
手腕の評価はいかにアイヌ民族を効果的に平らげ
たか、に拠っているのも気色が悪い。初代神武天
皇の即位も、いかに日本の中部以北のアイヌを滅
ぼす戦争で大きな成果を上げたことによって成し
遂げたものであった。
や闘いとアイヌ討伐の成果によって維持されたの
滅の歴史。つまり古事記とは誇らしい皇統の歴史
ではない。それどころかアイヌ虐殺と兄弟の抹殺
の歴史なのだ。
実に嫌な、目を背けたくなる皇室の歴史。