さあ大変、サイエンスカフェのメンバーが近く恐山に行くと,霊との口寄せだと?!

 那須サイエンスカフェの人、ことの他熱心な

メンバーが数人で恐山の口寄せに行く、と言い

出した。この人は会合で使うプロジェクターま

で自費で買ってくれた、熱心な会員なのだ。そ

れが恐山だと?!

 最初は冗談かと思ったが良く問きただしてみ

ると本気だった。『霊の世界はない』という科

学の本質から言って当然のことだから死者と語

り合う『口寄せ』などあるはずはない。もちろ

ん単なる観光事業としての『客寄せ』ならさし

て文句もないが。

 しかしこれがオカルトと結びつき、それが非

科学や反科学になったのでは否定せざるを得ない

し、否定すること当然だ。昔は夏場になると恐山

の口寄せは夜の民放テレビの定番だった。その都

度番組に引っ張りだされ忙しかった。今はもちろ

ん科学思想が普及してこんな恐山番組の類は絶滅

した。

 と安心していたら、今、突然、あろうことか、

わがサイエンスカフェのメンバーから恐山が飛

び出したのだから驚くやらあきれるやら。一体

長い間のサイエンスカフェの努力とは何だった

のか!

 よし、それならそれで良い。恐山に行きなさい。

そしてその結果をサイエンスカフェで報告しなさ

い。本当に死者と遭遇したら是非、自分とその死

者しか知らないことを一つ聞いてみると良い。私

なら例えば3歳のころ父と仙台に行ったがその時泊

まった家でもらって来たもの(大きな馬蹄形磁石)

のこと聞く。『あれ何のためもらったの?今実家

のどこにあるの?』と。

 100%絶対に話が合うはずはない。それはと

もかく近くサイエンスカフェで『恐山の非科学』

を討論しよう。乞うご期待(笑)。