札幌のアイヌ研究センターのこと、ウポポイではだれも知らなかった?!

ウポポイー民族共生象徴センター訪問記を書いている

間に、『アイヌのことやアイヌの言葉を知りたいのな

ら札幌の博物館併設のアイヌ研究センターに行けば良

かったのに』との投稿があった。それは手遅れです。

 なにしろウポポイに幻滅感じて早々と千歳空港に

逃げ帰り、ANAのラウンジで5時間も居続けたの

ですから、札幌のアイヌ研究センターのことを知って

いたら、飛んで行ったはずです。知らぬが仏バカ。

 それにしてもウポポイの『国立アイヌ民族博物館』

のおびただしい女性係員たちよ。一人ぐらい札幌の

アイヌ研究センターのこと知っていて教えてくれて

もよかったはずではないか!

 私は少なくとも3人の女性係員に質問した。『アイヌ

語のアコウという言葉の意味を調べれる場所は?』『

アイヌ語辞典のようなものが見たい』『博物館の学芸員

にお会いしたい』3人の係員のうち、まともに答えてく

れたのはただ一人。『図書館は開いてないです』『学芸

員はいません』

 たしかにマトモな答えだったが何の役にも立たなかっ

た。何故一言、札幌に『アイヌ研究センター』というの

がありますよ、と教えてくれなかったのか。彼女たち

はまったく知らなかったのだ。知らないのは仕方ない。

私も知らなかったのだから。

 問題はそこではない。なぜ係員として採用されて研修

を受けなかったのか、である。アイヌのことなど、まっ

たく研修受けなかったのだろう。タクシーのドライ

バーが言うように『国の方から200人もの人間が来て

白老町に滞在している』のなら何故肝心の研修をしなか

ったのか?!みだしなみ、言葉使い程度では博物館の案

内係は務まらない。

 ようし、北海道にまた行くぞ。もちろんウポポイは見

向きもせず、札幌へ。お盆すぎ、札幌に行くぞ。