『大槻は大学から見放され、やむなく市民大学と高校講師』批判にめげず、SSHやりました

 「 大槻は『ゴルフをやりたくて大学辞めた』と公言

してしまって大学辞め、その後は当然ながら地方私大

の学長職はおろか、客員教授や講師の口もない。今ご

ろになって、想い余ってボランティアと称して市民大

学やら、サイエンスカフェやらををやってご満悦」と

の批判にもめげず、昨日は大田原高校で、

  『宇宙は量子ゆらぎで始まり、ビック リップで

  終わる』

と題して講演を行った。

 何しろこれまでの宇宙137億年、これからの

宇宙220億年をたった1時間で話すのだから、

密度が濃すぎた。途中から自分で深入りすぎ、や

りすぎと自問自答しながらはしょりにはしょった。

おかげで肝心なことを言い忘れてしまった。

 一つは量子ゆらぎから相転移起こったときの

、解放されたエネルギーがインフレーション加速

膨張のエネルギーとなったこと。もう一つはビッ

クバン宇宙のガンマ線が現在『宇宙背景放射CM

B』として観測されたこと。インフレーションの

相転移エネルギーは忘れたというより無理に深入り

しない、との判断から触れなかった。しかし、CM

Bの方はまったく話すのを忘れてしまった。

 幸いこのSSHは一回限りではなく今後数か月

に一度の割合で継続してゆくというから、追加の

機会があるだろう。もっとも次回は生徒が来なく

なるのではどうしよう?!