多すぎる大学,コロナヒステリーで倒産の危機

 

 コロナヒステリーで『3蜜』という名の隔離

政策をとったから、学生が来なくなった。また

新年度には学生は来なくなる。すでに地方国立

大学は学生数減少が進み、隣接する県にある国

立大の統合の動きが進行していたが、これがコ

ロナヒステリーでますます促進される。

 私立大学は言うにおよばず。とくに地方の私

立大学はもともと定員割れが続いていたので、

このコロナヒステリーで万事窮すの状態。弱小

私立大学はアルバイト目的で来日してくる外国

人学生の、ビザ取得目的の『かくれ学生』『ま

ぼろし学生』『幽霊学生』で成り立ってきた。

 コロナヒステリーでこの『幽霊学生』はパタリ

と来なくなった。わずかに戻って来ても、彼ら、

彼女らのアルバイト先はない。だから大学には

来ない。大学は隠れ蓑だったから、つまり学問

などもともと興味がなかったから、こういう事態

になれば弱小私大はもろいものだ。

 学生の来ない、来ても学問などとほど遠い若者

でかろうじて存立してきた弱小大学など、公費で

助成する必要などない。第一大学の数が多すぎた。

地方住民にとって『わが町に大学が来る』ことは

悲願だった。県議会の県議選公約でも国会議員の

選挙公約でも、票になるのは地方の辺鄙なところ

に大学を誘致するすることであった。

 かくて日本では大学の数はとんでもなく多くな

ってしまった。いまこそ淘汰の時期である。日本

はおかしな『大学バブル』。ヨーロッパなど、大

学は指で数えるほどしかないではないか。