コロナ対応、ヒステリーの失敗、医療総動員体制しかなかった

 コロナヒステリー対応の誤りは明白である。もっとも

安易な感染症対策は世界の人類すべてをすべて隔離する

ことであるが、これを、愚かにもめざした人類は見事

に失敗した。失敗しつつある。

 国家予算の3年分、300兆円ものお金をこのヒステ

リー政策に注ぎ込んだ。すべて赤字国債発行としてである。

これはあの戦争のときの戦費調達のための赤字国債の規模

と同じ程度(国家予算のおよそ3倍)、というのだからタ

ダゴトではない。

 戦費調達と同じ規模の『戦い』ならば、一体なぜ国を

あげてコロナそのものとの闘いに振り向けなったのか。つ

まり製薬会社にまかせないで、何故世界各国、とくに先進

国は国の大学、研究所、民間を総動員してコロナ治療薬、

予防薬の開発に向かわなかったのか。アメリカの製薬会社

は来年までには有効な予防注射の普及ができる、とノンキ

なことを言っている。

 安倍総理大臣閣下は5,6月ごろまで、日本の製薬会社

が開発中のアビガンに期待すると繰り返し言っていた。し

かしそのころすでにこの薬は効果がない、という多数の意見

があった。今、閣下はアビガンについて一言も言わなくなっ

た。

 国家予算の3年分も注ぎ込むならば、まさにコロナとの

戦争であった。何故、政府は、また先進国は、戦時中の、

あの原爆プロジェクトにあらゆる科学者を総動員したよう

に、コロナを打ち負かすべく総動員しなかったのか。そう

すればもうとっくの昔に治療薬と予防薬はできていたはず

なのだ。原爆プロジェクトは人殺しのプロジェクトだった

がコロナとの戦争は人を生かすためのプロジェクトだ。

 21世紀もの今になって新型感染症にも総動員体制を

組めず、ただただ隔離しか打つ手がなかった人類とは、

情けないではすまされない。