コロナ憎いかかわいいか、ウィールスとの長年の戦い

人間も含め動物は長い間ウィルスとの闘いでした。

方丈記更級日記を読むだけでなく地方の神社の

の言い伝えに至るまで、疫病の類は人類を苦しめ

てきました。住民の半数どころか下層住民ののほ

とんどを皆殺しにした疫病もあったのです。

 為政者はしばしば遷都をしましたが理由はさま

ざま言われてきましたが、その多くが疫病からの

上層階層の『夜逃げ』みたいなものでした。ある

いは下層階級の棄民だったのです。

 さてこのウィルスとの闘いは21世紀になって

もいまだに続いていますね。人類は免疫力をつけ、

ウィルスに打ち勝ってきました。しかしそのウィ

ルスの側も負けてはいません。免疫機構を壊して

しまうように変異してしまいます。新型コロナウ

ィルスがその典型です。

 そこで人類はすぐさまこの変異を突破する手段

を開発します。住民の半分が死ぬまではかかりま

せん。もうすぐ人類が完全勝利するでしょう。も

ちろん医薬品の開発もすぐ成功しますが、それよ

りも人間自身の免疫機構が強化、改変され、コロ

ナウィルス退治に向かうでしょう。

 動物を見てください。かれらには医薬品開発や

投与はありませんが見事生き残っているではない

ですか。今回のウィルス疾患でお知り合いを亡く

された方々のことを考えれば『長年付き合ってき

たウィルスがかわいい』などとは言えません。