たけしの超常現象正月特番、オモテの話

上の特番についてはたくさんの方々からメールや電話

をいただきました。とくにバンクーバーサイエンス

カフェの方からいただいたのは手厳しいものでした。

 『あんなオカルトバカを相手にする番組に出て欲しく

ない』と。まったく私も同じ考えです!考えてもあの、

『一反木綿の妖怪』とは、よくもあれで恥ずかしくない

ものですね。昔、鹿児島あたりでは墓に埋葬するとき、

長い旗を竿に結んでひらひら泳がせて冥福を祈りました。

 その旗の布が風のまにまに民家まで吹き寄せられこと

がありました。そこであの地方ではこれを墓から来る

『一反木綿』と言って子供を怖がらせました。『こら、

言うこときかないと墓から怖い一反木綿が来るぞ!』

という具合。この一反木綿の幽霊が今栃木県あたりで

よく観測される、というバカ。山口某など『これこそ

日本の政治、経済がおかしなっている表れ』と真面目

な顔で言いました。

 そんなもの春先の北風、15m以上の那須日光おろし

に伴った上昇気流で巻き上げられた農業用のビニールシ

ートだよ!。いつでも家の那須にこれば見せてやる!

もちろんスタッフは事前に畑のビニールシートを撮影、

またスタジオにまで持ち込みました。これまでやられ

て山口某、すごすごと引き下がるかと思いきや、上昇

気流にケチをつけていました。反論もばかばかしい。

 そうです、こんな番組にまともな科学者は出ない

のです。私も、あんまりバカだから本当は出たくない。

何度も『もう出ない』と言いました。しかし、私が、

もし引き上げればもうこの番組はオカルト一色です。そ

れでいいでしょうか?

 私は相手のオカルトバカはどうでもいいのです。実際

彼らのうちにはへんな宗教まがいの教祖気取りもいれば

霊感商法をやている者もいるのです。彼らが私の科学で

まっとうに立ち直るはずもないのです。しかしテレビの

前には5,6百万人の子供たちがいるのです。彼らは、

もちろん学校の理科でまともな科学を教わっているので

す。私のいない番組で『一反木綿の妖怪』をやられたら

子供たちは科学を信じなくなる。それがとても怖い。