北海道旅行、恥の上乗り、その2

 フェリーはこれまで乗ったこともないような

巨大な船でしたから積み込む車、トラックの多

さもただごとではありません。すべて積み込む

のに数時間。もちろん苫小牧に到着してからは

乗用車から出れるので時間はそれほどかかりま

せんでしたがそれでも順番が来るのにフェリー

が岸壁に接岸してから1時間もかかりました。

 苫小牧から『道央道』という高速にのって、

東へ東へ、帯広めざしてひた走り。千歳付近か

はトンネルにつぐトンネル。高い山などまったく

ないのに何故かトンネルです。トンネルは暗く

緊張の連続。2000mぐらいのトンネルを超

えるとすぐ5秒ぐらいで次のトンネル。

 帯広付近までこの調子。驚いたのは制限速度

の変化です。車のナビに制限速度が表示されま

すがこれが目まぐるしく変わるのです。70,

90、80、100、70,100。。。。

といった具合。70の1車線から急に2車線に

なると90に代わりますが、それが70のまま

、ということもあるのです。一体この目まぐし

い速度制限はなにを基準としてやってるのか。

 もちろん私はなるべくこの速度制限を遵守

するように心がけました。しかし他のドライバー

の皆様はこんなの全く無視。70の場所では私の

後ろに延々と車がつながってしまのがバックミラ

ーに映って見えて何か心が落ち着きません。突然

2車線になると後ろの車はレーシングカーのよう

な唸り声をあげて追い越し、追い越しがつづきま

す。

 この道央道はまわりはえんえんと小高い丘、小

さい山並みなにです。まったく利用されていない

土地なのでした。牧草地でもなく植林もされてい

ない。つまり放置さている土地。この区間は北海の

東西の長さの10分の1ぐらい。そうか、北海道は

未利用地は10%ぐらいはあるのか。それなら『

悲願の』北方4島返還を受けて、だれが住み着き、

何に利用するつもりなのか?

 どうのこうの言いながらやっと夕方駅前のビジネス

ホテルに到着しました。これで大好きな北海道イクラ

どんぶりが食べられる!駅前だからレストランはたく

さんあるはずだ。それが探しても探しても何もない。

そこで駅前の大きなスーパーに入ってみた。店内のレ

ストランの表示がたくさんある。和食らしきレストラ

ンは2Fと4Fらしい。

 ところがいくら探してもこれらの和食やはない。そこ

で店員に聞いてみた。そのおばさんは事もなげに答えて

くれた。『今はこのスーパーでやってるのはそば屋さん

とラーメン屋だよ』と。結局このスーパーでお弁当を買

って食べるはめに。北海道まで来て、340円のお弁当

?!ああ!    つづく

 

 

北海道旅行、恥の上乗り、その1

 これまで北海道を自分の足で歩いたことは一度もなく

すべて講演依頼かテレビの仕事で訪問しただけでした。

したがって訪問地は札幌、留萌、函館に限られていたの

です。しかもこれらの場にはマネージャーが一緒ですか

ら『ついでに観光』とも行かなかった、つまり私はこの

歳まで北海道は自分で歩いたことがなかったわけです。

 そこでこのコロナ下、徹底的に孤独な、隔離された北

海道旅行をするこにしました。自分のくるまに食料を積

んで極力レストランには行かない、団体客とは同席しな

い、ひとが集まる観光地には行かない、を原則としまし

た。

 そのためには自分で自分の車の運転をしなければなら

ない。12日間、運転が疲れたならば途中の山中の温泉

にでも滞在しようとの企画。まず手始めに仙台港から苫

小牧までのフェリーに乗って車を運ばねばならない。フ

ェリーなど初めて。

 当初の予定は8月9日のフェリー。しかし台風9号、

10号の直撃を受けキャンセル、結局2日遅れて11日

仙台港からの出発となりました。仙台港など宮城県出身

の私も初めて。実際には仙台港といっても広いのです。

どこに行ったらよいのか分からない。そのうち小さい建

物が目につきました。フェリーという文字が小さく見え

ましたのでここに入ったのです。

 ところがここには誰もいない。うろうろしていると掃

除のおばさんみたいなひとがいたのでフェリーに乗りた

いのですが、と尋ねました。その人曰く、3時半ごろ来

てごらん、人が出て来るみたいよ、と。

 まだ2時間もある。どうしよう。ふと遠くに『イオン

』の文字が見えたので、しめた、ここで当座の食料を買

い込むことにした。原則冷凍食品、野菜、果物。やがて

3時半、時間が来た。事務所でフェリー乗船手続き。旅

行者で予約してもらっていたので事務処理は簡単。ただ

船は遅れているのでいつ出帆するか分からないという。

夜中の11時から12時の間になるらしい。

 さてそれではどうすればよいのだ?ただただ待つしか

ない。どこで待つのだ。それらしき広い駐車はいくつも

ある。どこに並んで待つのか?うろうろ、ウロウロ。何

の表示もない。再び例の小さいフェリー事務所に引き返

し11時までどこに待てばいいのか?そこのお姉さんは

あっちアッチと北の方を指さした。

 そこで北の方に行ってみたがそこはトラックの山。と

ても割り込む隙もない。仕方ない、夕食でも車で食べて

9時ごろまでウロウロしよう。そのうちフェリーに乗り

込む車も集まって来るだろう。

 お弁当を食べ終わってジュース飲んでいたら前を札幌

ナンバーの車と帯広ナンバーの車が走った。これだ!こ

の車の後をつけて行けばいいのだ。その車はある駐車場

のうち1,2、3と書いてある2という場所に止まった。

私はその後ろにつけた。これが大当たり。苦労した。旅

のはじめからこの調子。先が思いやられます。 つづく

 

 

 

驚くべき草花の能力

歳をとってきたせいか、これまで見向きもしなかった

野の草花に異常な関心をもつようになった。これまで

は講演などをした後花束をいただくと、これを自宅まで

持ち帰ることもおっくうで、途中でだれかにあげたり、

ごみ箱に捨てたりしていた。

 今では町の花屋さんで花束を買うことも多くなった

ので、昔の自分のむすいぶりにあきれてしまう。しか

し花屋さんの花は何かわざとらしい美しさ、人工的な

華やかさがあってすぐ飽きてします。ふと気がつくと

那須の我が家の崖にそそと咲く草花が山ほどあった。

 そうだこれはアノ乞食俳人山頭火の世界なのだ。

    落ち着いて死ねそうな草萌ゆる

    ゆうぜんとしてほろ酔えば雑草そよぐ

    歩けばかっこう急げばかっこう

    笠にとんぼをとまらせて歩く

 今の時期とくに咲いている崖の草花は『日光きすげ』。

黄色の華やかな6枚の花びら。花開く前には花弁は棒状

に閉じている。6枚の花びらは1枚づつじゅんを追って

咲いてゆく。他の花びらをきづつけないように配慮して

咲いてゆくのだ。この気遣いはどこに隠された能力、遺

伝情報なのか。

 神秘な能力はまだまだある。花びらは内にゆるく湾曲

している。この花に惹かれて止まってくれた虫はすべっ

て下に落ちないように配慮している。しかも花びらの色

は花の奥に行けば行くほど色が濃くなっているではないか。

 つまり虫が花粉のある花びらの中心に向かって誘導され

るようになっているのだ。驚くべき草花の秘めたる能

力!!

 

菅総理大臣閣下 が異常な感染者増を煽っている

      (朝日新聞からの引用)

 

菅首相のメッセージ、逆効果か 「明るい話題」の危うさ

  • ロナウイルスの感染状況が急速に悪化する中、
  • 菅義偉首相小池百合子東京都知事らが発す
  • るメッセージに、専門家から懸念の声が上がっ
  • ている。「人流は減っている」「治療薬がある」
  • といった言葉が、感染防止の呼びかけに逆行す
  • る「楽観バイアス(偏り)」を生んでいるとの
  • 指摘だ。。。。。。
  •     
  •       (引用おわり)
  •  ここにきて異常な感染症の増加がみられる。こ
  • ような場合国の指導者は最悪の場合を警告して、
  • 常にネガティブな発言をして世論を誘導しなけれ
  • ばならない。危機に瀕して世論をポジティブに誘
  • 導するのは戦争のときだけだ。
  •  それに加えて菅はオリンピックを強行して『
  • オリンピックで感染者増は見られない』とうそぶく。
  • もちろんオリンピック関係者から市民の感染が広が
  • っていることはないのだろう。しかしオリンピック
  • そのものが世論に楽観論を広める効果を持っている
  • のだ。NHKニュース番組で子供が楽しみにしていた
  • 学校の運動会が中止になって
  •    『オリンピックやってるのに、
  •      何故運動会は中止なの?』
  • と発言したと報じていた。
  •  このようにオリンピックは世の中に強い楽観論
  • を広めているのだ。人流の増加が止まらないのも
  • この楽観論のせいだ。菅総理大臣閣下はオリンピ
  • ックを強行して極端な楽観論を広めている。コロナ
  • との闘いを戦争と勘違いしている。
 
 

高校教員の出版ダメ、何故教員はがんじがらめ?

 朝日新聞によれば都立高校教員が自分で

書いたマンガを出版しようと都教育委員会

に兼業を申請したところ、理由を示されず

不許可とされた。そこでこの先生はこの決定

を不服として提訴したという。

 え?本当?!小中高の先生は勤務時間が

異常に長く退職する教員も多く、また教員

になるのを希望しない傾向がつづく。それ

に輪をかけてこの出版規制は何だ?!

 私は大学教員として本を書きまくった(

編著およそ160冊)。それが高校教員なら

兼業禁止に違反することになり、一冊書く

ごとに裁判するのか?

 文科省教育委員会も教員の社会的な教育

活動の意味をまったく理解していない。

菅総理大臣閣下、高齢者へのワクチン接種進み感染者が減っている、ん?!

 嘘つくな!それならなぜ都内の感染者が一日2000

人と過去最高になっているのか。しかも医療体制は崩壊

寸前。オリンピックが終わる頃には医療崩壊が必至と専

門家が警鐘をならす。これにそってコロナの死者も増加

しているではないか。

 菅は自分のコロナ対策失敗を必死で取り繕っている。

ワクチン接種が進む高齢者の感染者、それより先に医療

従事者の感染者は減っている。しかしこれも世界の趨勢

からは遅れている。

 菅内閣はやること、なすこと他の先進国から遅れて

いる。その犠牲となっているのが国民、わけて弱者、

貧困層。一刻も早く退陣せよ! 

 

お笑い対馬旅行4日間、つづき

 対馬は大きな島で南から北のタクシーで走れば

4時間はかかる。人口も3万人余り。過去には朝鮮、

中国、モンゴル、ロシアなどから攻められた歴史

もあった。ライン川のほとり、ストラスブール

ような場所かとも思っていた。

 ストラスブールはドイツとフランスがとったり

とられたりをくりかえした。今はフランス領だが

ストラスブール大学はドイツの文化が色濃く残って

いる。ゲーテ銅像ゲーテの住まいあとなど私は

興味深かった。対馬でもモンゴルやロシア文化に触れ

ることを期待した。それがナーンニモないのだ!

 ただレストランなどには韓国語が表記されているぐ

らい。何故だ。何故モンゴルの形跡がないのだ?考え

てみればこれは当然のこと。モンゴルは国家として対

馬を占領したのではなかった。単に軍隊の一時駐屯だ

った。休息と補給地であったのだ。沖縄を米軍を長く

占領した。しかし沖縄にアメリカの文化の何も残して

いない。

 道路も作らず、電気も作らず、電車も作らず。港湾

も作らず。沖縄占領と言っても軍隊の基地がすべて。こ

れと同じことが対馬の、過去に起こった外国の占領でも

言えるのだ。ストラスブールとは占領の意味が違う。