右門捕物帖、銭形平次捕物控、旗本退屈男、そこはうれしいタイムスリップ

花の大江戸八百八町、そこを流れる神田川、墨田川

石神井川、荒川、江戸川、日本橋川。。。そこには

おびただしい橋がかかっていて、事件はきまって、

この橋の上か、橋のたもと、あるいはその下を行き来

する舟の上で起こる。

 もの語りの事件そのものは現代と比べるとはるか

に面白みはない。ピストルもなければ毒薬もない

から、事件の規模も小さい。その点で読んだ夜、いや

な夢を見ることもない。

 だから私が江戸捕り物帖が大好きなのは事件や右門

や平次のあざやかな謎解きではない。彼らが

活躍する江戸の町の風景なのだ。特に浅草、吉原、

神田、日本橋あたり。ちょうど私が上野鈴本、人形

町末広、浅草演芸場と渡り歩いたあたり。

 作者たちの江戸下町の風景や長屋風景は微に入り細に

いる。まるで見てきたようではないか。江戸時代の小説

は少ないから、これらの作家たちはどこで資料を手に入

れたのか。またそれをどうやって手に入れたのか。

  『。。。東両国に小屋を出した眼吉の化け物屋敷。。

奥山の化け物屋敷。。。』

 たしかに江戸時代、最大の、庶民が楽しむ見世物

は歌舞伎でも寄席でもなくこの化け物屋敷だった。し

かし、この化け物屋敷のことを書いてある資料はど

こにあるのか。あることす信じられない。作者たちは

見事にその資料を探し出す。

 かくして彼ら描く江戸の町、江戸の風物、江戸っ子

はイキイキとして登場する。その江戸の町で私もウロ

ウロ、ちょろちょ。恋もする。江戸小町娘と。つかぬ

まのタイムスリップ。

種田山頭火,野山と畑が友達、生涯乞食、憧れるなあ

 読書の秋、でなくともほとんどの時間は読書

三昧の生活。とくにコロナヒステリーで外出し

ないと朝となく昼となく、朝寝、昼寝の他は、読

書に明け暮れる。

 早稲田大学にゆかりのある、『乞食作家』種田

山頭火の日記と俳句を一か月かけて読んだ後は、

精神的に疲れて2週間ほど読書から遠ざかった。

まったく食べ物のない生活。米はもちろん味噌

もない。もともと食べ物を買うお金がない。

 それでも膨大な数の句を作る。

  わけいっても わけいっても 青い山

  ついてくる犬よ おまえも宿無しか

  笠にとんぼをとまらせて 歩く

  歩けばカッコウ 急げばカッコウ

山頭火の句には心がない。あるのはすべて自然。自然

といっても名所旧跡などではなく、ごく粗末な田舎の

道と草花。そしてやることは野を歩くこと。歩き足り

なければ野山の草花をつんできて活ける。

 そこで私も一句

  秋風の声きけば ツクツクボウシ 弱って鳴く

日韓関係、外交断絶の危機、隣国が敵国の苦痛,韓国よさようなら、また会う日まで

    (日経からの引用)

 約8年ぶりの日本での新政権発足や米

中対立の陰に隠れるかたちで日韓の「時

限爆弾」が静かに時を刻んでいる。元徴

用工判決後に韓国で差し押さえられた日

本製鉄(旧新日鉄住金)の資産が近く現

金化されれば両国の対立は決定的になる。

(引用終わり)

 韓国の反日の勢いは止まらない。大使館

や領事館の前には慰安婦像が設置され、あ

げく安部総理がその前でひざまずく像まで

作られた。海外の公園などにはたくさんの

慰安婦像まで作られている。

 数年前にはカナダ、バンクーバーの家の

すぐウラの公園に慰安婦像の設置の提案が

韓国団体からなされた。日本人などまったく

通らない公園で、韓国人はこの慰安婦像をだ

れに見せようというのか。さすがに管轄する

バーナビー市議会はこの慰安婦像を許可しな

かった。

 あげくの果てに近く、元徴用工に対する

賠償支払いの実行がなされ、日本製鐵の所有

する韓国ボスコ製鐵の株が売却されるという

のだ。これが冒頭の日経の記事の言う『時限

爆弾』なのだ。この爆弾、行き着くところが

日韓国交断絶である。

 元をただせば昔の日韓平和条約、それにさ

かのぼれば植民地支配にある。当時韓国の社会

は貧しく疲弊していた。日本からの経済援助

をもたらすのが日韓平和条約だった。日本からは

巨額な賠償金が韓国に渡された。慰安婦や徴用

工の被害者に対する補償も含まれた。このため

条文には再びこの種の被害賠償問題は持ち出さ

ない約束が書かれた。

 しかしその、日本からの賠償金は被害者個人

には渡されなかった。そしてそのお金で韓国は

国の経済の柱になる鉄鋼製造のボスコを作った。

このボスコに賠償金が渡っただけでなく、当時

世界的大企業に発展していた日本製鐵が援助し

た。(だからこそボスコに日本製鐵の持ち株が

あるのだ、皮肉な話)

 つまり今に日韓関係を作った日韓平和条約は

2重の誤りがあった。一つは日本の賠償金が韓国

の政府にだけ支払われ個人への賠償をそれによっ

てごまかしたこと、第二は日本の大企業が安易に

韓国企業を支援し、元徴用工の苦しみを軽視した

こと。

 徴用工賠償金が実際に日本製鐵の株で支払われ

れば日韓関係は断絶する。まるでイスラエルとパ

レスチナではないか。こうなれば韓国はもはや、

日米安保の枠組みにとどまることはできない。つ

まり中国、北朝鮮の側に走る。 

 

本日、大田原高校SSH(スーパーサイエンス高校)講座2回目、最難関なディラック方程式

 ここで解説するディラック方程式は理学部物理

学科でも大学院に進学しなければ習わない、難か

しいテーマです。しかし、量子力学の方程式では

困るのです。それは量子力学の方程式、つまり

シュレーディンガーの方程式では相対性原理を

満たさないからです。つまりシュレーディンガー

方程式では『いついかなるときにも、どのような

場所でも変わらない不変な法則』ではないからです。

 ディラックはそのような基本法則を探しました。

そして4個の連立方程式にたどりつきました、4個

連立方程式ですから4個の解が得られます。それ

らはφ1、φ2、φ3、φ4の4っつです。

 例えば電子運動様式、つまり自由度にはこの4

種類がある、ということです。φ1、φ2はスピン

という一種の自転の角運動量が対応します。φ3、

φ4は反粒子陽電子)という自由度が対応します。

 つまり陽電子は独立した素粒子ではなくあくまで

電子の自由度なのです。電子が存在しない世界では

陽電子も存在しません。

 あまり難しくて生徒が目をそらさないように、相

対性原理という哲学を説く般若心経を語ったり、デ

ィラックの奇妙な人柄に触れます。つまり彼の『女性

恐怖症』『ノーベル賞恐怖症』などなど。

 最後にディラックの一言。

『難解でだれも分からないことを分かるように語る

のが物理学者、一方だれでも分かるつまらないこと

をだれにも分からないように語るのが文学者、詩人だ』

 その物理学はディラック、ん??その文学者は大江

健三郎、ん??

今更オリンピック誘致のスキャンダル、そんな話、遠くの昔、と投稿者

    (投稿の引用)

とんでもないスキャンダルいうか、ディアク氏

の関与は数年前に確定してるでしょw何年前の新

聞を読んでいらっしゃるのですか?まあいいや 

よけいなこと書いてIQマンさんと一緒に非斥さ

れちゃかなわんからコメントをあまりしないよ

う心がけています。

    (匿名の投稿の引用おわり)

 読んで引用したのは昨日の朝日新聞です。

そのことはちゃんと引用に印してあります。

もちろんこのスキャンダルは数年前から報

道されており、私も知っていました。

 しかし日本の捜査当局は見て見ぬふりか、

捜査結果など報道されたこと、見たことあり

ません。それがこの度フランス検察の捜査の

結果、つまり捜査資料が明るみになったので

す。公の国家の捜査資料ですから2,3年前

の『うわさ話』とはまったく重みが違います。

 そのことで私の厳しい意見となったのです。

投稿者usagininjinさんとやら、本名のブログ

を公に批判するなら引用物をよく読んで批判す

べきです。しかも本名のブログですから匿名

での批判は卑怯です。

 

東京オリンピック誘致汚職判明、オリンピック中止しかない

私はオリンピックにまったく興味がない。

落語のような面白さがないからだ。10年ほど

前、『Qサマ』とか言うクイズ番組に出演して

いたころ、『来年のオリンピック開催地はどこ

?』という質問に答えられなかった。このため

世のひんしゅくを買い、それ以来この番組から

はずされた。その後決まった東京オリンピック

はコロナヒステリーで延期、しかし来年も危な

いと言われている。ところがコロナどころか、

とんでもないスキャンダルが報道された。

   (今朝の朝日新聞からの引用)

東京五輪パラリンピックの招致委員会がン

サルタント業務を委託したシンガポールの会

社から、国際オリンピック委員会IOC)の

有力委員の息子とその会社に計約37万ドル(

約3700万円)が送金されていたことがわかった

。親子の汚職容疑を調べていたフランス当局の

捜査資料などから判明した。コンサル会社から

の送金について、息子は取材に「五輪とは無関

係」と答えた。この親子は、セネガル人で国際

陸連(現・世界陸連)トップを2015年まで16年

近く務めたラミン・ディアク氏(87)と、その

息子で同陸連コンサルタントだったパパマッサ

タ・ディアク氏(55)。ラミン氏は当時、IOC

委員として開催都市決定の投票権を持ち、アフ

リカなど他のIOC委員に影響力を持つといわれ

た。IOC倫理規定は、IOC委員への贈与を禁止し

ている。

  (引用終わり)

 あきれた話、あきれ果てた話。オリンピックは

崇高なオリンピック憲章によって運営されている。

その憲章の冒頭には、オリンピズムが高らかにう

たわれている。曰く

  世界の発展、国際理解、平和共存はもちろん

  社会や倫理教育の場とする。。。

何が『スポーツを通じた倫理教育』か。賄賂で歪

められたオリンピック。こんなの、世界の恥さら

し、即刻中止すべきである。 

地方に一流の病院と教育を!地方から逃げ出すのは一流の居酒屋がないためではない

 菅総理大臣閣下の目玉政策の一つが地方創成

だと言うのだが、これは絵に描いた餅だ。それは

地方に住むに必要な医療と教育が無いからだ。と

2日前にここで書いたら、たくさんの抗議、反論

が寄せられた。『地方をバカにするな、地方にも

良いクリニック、医院、歯科が山ほどあるのだ。し

かもこれらのクリニックの院長はほとんどすべて、

東京などの大学病院や大病院に所属した人ではな

いか、レベルは高いぞ!

 皆様はそれでご満足ならそれはそれで良いのです

よ。しかし私の経験を述べて地方の専門医療がいか

に劣っているか、を詳しく書きましょう。

 イボ治療の話

私は小さい頃から足に大きなイボがたくさんできて

ました。20歳のころよりこれが大きくなりだし、

数も増えてきました。その頃から私は茨城県古河

市に住み始めました。人口当時5万人(現在周辺

の町と合併して14万人)。総合病院はゼロ。イボ

がきがかりでしたので開業している皮膚科医院を

訪ねました。4か所に行きましたが3か所で医師が

バカにしたように足のイボを眺めてにやにや笑って

『単なるイボですね』と言って10秒で終わり。この

単なるイボは大きくなるばかり。しかし1か所のク

リニックでは塗り薬を処方してくれた。これがさっ

ぱり効かなかった。その後、私は東大の助手に採用

されたので東大病院。そこでは大きさ2,3センチ

になった6か所のイボを手術で切り取ってくれた。

『なんでこんなになるまで放っておいたの?!』と。

  ああ、医療格差!!

 痛風の話

 その東大助手のころアルバイトに駿台予備校の講師

をやっていた(週一回のアルバイトが許されていた)。

夏場のある日、教壇で右足のくるぶしが腫れて痛み

だした。夜には激痛で歩けなくなった。その頃の居

住地はまだ茨城県古河市。次の日その古河市の整形外

科医院。『痛風ですね』痛風特効薬とか言うコルヒチ

ンをもらった。特効薬といいながらコルヒチンで1週間

治らなかった。

 その後痛風発作は数か月おきに起こった。最後は43

歳のころ、ミステリーサークル探査にイギリスの麦畑

をうろついていたころ。実に20年以上も痛風発作に

痛みつけらえた。早稲田大学理工学部の教授のころ、

大学健保組合の機関紙に女子医大教授、痛風学会会長

の御巫先生の痛風は怖い病気、でも多くの整形外科で

間違った治療やってる、という記事に出会った。

 さっそく御巫先生を訪ねた。『なんで20年以上も

放置してたのか!』コルヒチンなど間違い!尿酸値を

下げなきゃ。くるぶしだけじゃすまない。腎不全にな

って死ぬよ。それ以来40年痛風発作で足が痛んだこ

とは一度もない。ああ、医療格差! 

 甲状腺機能低下

 あまり大食いしないのに体重は増え、肝機能も良く

ない。足の上が膨らんできた。全身の超音波で甲状腺

だけしぼんできた。しかし行きつけの那須塩原市のク

リニックでは甲状腺専門医など見つからない。ふとし

たことで東京医科歯科大で血液検査。甲状腺がたんに

しぼんでいるだけでなく必要なホルモンが出ていない、

と言われて甲状腺専門医にまわされた。太るのも肝機

能が悪いのも、腎機能が落ちてきたのも冬場皮膚掻痒

も全部甲状腺機能不全といわれてチラージンを処方さ

れた。おかげで体重は5キロ減り、足のむくみもなく

なり肝機能も正常、皮膚掻痒も消失。

 ああ医療格差!