ゴーンの逃亡、彼らしい「成功」、おめでとう

ゴーン元日産会長は保釈中の被告でありながら

まんまとレバノンに逃亡した、とマスコミが大

騒ぎ。楽器箱に身を隠し、出国審査をだました

のだという。

 マスコミは世界一厳重な日本の出入管理を騙

すなど不可能だという。たしかに日本の出入管

は世界一厳しい。第一、おおくの先進国では出

国検査はない。「不良や犯罪者は入国はさせな

いが、国から居なくなるという出国は大歓迎」

とか。なるほど、なるほど。

 ゴーンなどという「不良」は日本から居なくな

るほうが良いに決まっているのだから今回のゴーン

の逃亡も歓迎すべきではないか。昔の「島流し

罰と考えて。もちろん保釈金15億円も没収、

東京の豪邸も没収。これから最高裁までの長い

裁判費用も大きな節約となる。ゴーンは今回の

「成功」に大喜びしているだろうが日本も大

喜びすれば良いのだ。

 それにしても世界一厳しい日本の国境管理、

実に抜け穴だらけで「マヌケ」なことが天下

に晒された。これでオリンピックのテロ入国

は大丈夫なのか?

 国境管理が抜け穴だらけなことは、昔から変わ

っていない。日本海沿岸の海岸線はまぎれもない

国境なのだ。その国境の警備など全く行われて

来なかった。だから昔、北朝鮮工作員は何の

苦もなく日本人を何十人も拉致して行ったのだ。

 日本人は北朝鮮の日本人拉致を非難するが、

それを未然に防がなかった国境警備、拉致防止

策には非難も批判もしない。私は10年ほど前、

私の本の翻訳出版をしてくれたソウルの出版社

の招きで韓国に行ったことがある。このとき韓国

北東の海岸の海水浴場に行った。その海水浴場

の海岸に入る手前には見上げるような高さの、

二重のフェンスがえんえんとつづいていたでは

ないか。「北の工作員防止フェンス」と言った。

もちろん私のパスポートではその海水浴場には

入れなかった。

 いずれにしてもゴーン逃亡成功、おめでとう。

何?8歳の女の子が39のコンサートすべてで1位だと?

  朝日新聞29日に大きな見出し「内外39のコン

クールで全て1位」と。

      (以下引用)   

内外で39の音楽コンクールに出場し、全て1位――。

東京都渋谷区慶応義塾幼稚舎2年、吉村妃鞠(ひま

り)さん(8)の夢は「世界中の人に音楽を届けること」だ。

超絶技巧で知られるパガニーニの難曲を弾きこなす技

術と、堂々とした立ち振る舞いで、国内外の音楽ファン

を魅了している。

      (引用終わり)

 実にバカにした話ではないか。この事実をもってす

れば、音楽は絵画、彫刻と違ってまともな芸術ではない

ということになる。

 たしかにこの8歳の女子は技巧的に、きわめてすぐれた

音楽を作り出すのであろう。そのことを称賛するのは当然

である。しかしその音楽にどのような感性、芸術、哲学が

込められているのだろうか?8歳の子供に、そのような

表現ができるわけがない。

 これに反して名画、彫刻はどうか?例えばフィレンツェ

のウフィツェ美術館のボッティチェリ ビーナスの誕生、

またルーブル美術館のダビンチ モナリザをみるが良い。

これらは決して8歳の子供には決して描けないし、模写

もできない。

 セーヌ川の向こう岸の、私がいつも使う宿屋のすぐ

傍にロダン美術館がある。私はこの美術館をいつも訪れる

が、いつもいつも、部屋に入ると全身にめまいが起こる。

そこに漂う異様な、人間の体温みたな、もっと言えば

女性の体温のような空気に圧倒されるのだ。

 この部屋の彫刻は決して8歳の子供には出来ない。真似

することもできない。そこには感性と芸術と哲学があるから

大人にならなければロダンにはなれない。

 バンクーバーサイエンスカフェのメンバーの、音楽好き

の皆様、それにクラシック音楽が異様に好きなわが息子と

孫よ、このような一人よがりの妙な音楽論をどうぞ叱って

ください。怒ってください。

      

たけしの超常現象正月特番ウラ話

  本ブログの読者から上記特番のウラ話を早くやって

くれ、という要請メールが届いています。残念ながら、

このような裏話の詳細は1月3日の放送前には出来ません。

どうぞご容赦ください。

  大雑把に言うと取り上げられたテーマすべて怪しい

ものでした。それにもかかわらず山口敏太郎とかいう

男は反省もなく、オカルトを本気に研究しない科学者、

物理学者、それに私とをやり玉にあげ口汚くののしり

ました。これらは私自身を含め物理学会、日本学術会

議、早稲田大学への誹謗中傷になりますから許せません。

 もちろんこの部分はカット、カット。お楽しみに。

ビートたけしの超常現象年末特番は正月特番に「格上げ」

恒例のこの特番は

  1月3日18:00~21:00に変更

になりました。

 TV朝日「ビートたけしの知らないニュース、

 超常現象XファイルSP

私は少し遅れて登場します。

全部の内容が怪しい話題です。全部否定します

から、その否定の内容でお楽しみください。

    大槻義彦

 

2020年春期、那須市民大学のお知らせ

 表記の、恒例の市民大学は20年4月から6月まで、これ

までと同じく那須塩原市生涯学習課主催で行われます。テ

ーマは

  力学3題話ーニュートンの力学、アインシュタイン

  力学、量子力学

です。

  3か月にわたって計7回の講座で内容は数学は極力使わ

ず、やさしく解説します。各回は土曜日の午後6時から2

時間になりますが具体的な日程と各回のテーマは2月末ごろ

生涯学習課より発表されるまでお待ちください。

  参加申し込みは那須塩原市民か勤務先が那須塩原市にあ

る方が優先ですが、それ以外の方も若干名、本ブログでお申

し込みいただけます。

  なお、本講座は無料で私の全くのボランティア活動です。

         大槻義彦 

  

私もついにサジ投げた韓国、偏狭な民族主義に言うことなし

  まず韓国有力紙、朝鮮中央日報を引用しよう。

    (以下引用)

9万3000人の在日韓国人が1959年から25年間にわ

たって北朝鮮へ送られた事件は、北朝鮮政府が引

っ張り日本政府が後押しした、希代の人権じゅう

りん事件だ。とりわけ1950年代末、日本の体制側

は「植民支配に怨恨を抱く韓国人を一人でも多く

日本の地から出ていかせるのがいい」という判断

の下、北朝鮮の「帰還事業」を積極的に支持した。。。。

 その後、北送された在日韓国人はもちろん、日

本人妻やその子どもらおよそ6000人も差別待遇を

受け、苦痛に満ちた生活を送ったことが確認され

たが、日本政府は微動だにしない。「全ては在日

韓国人の自由意志によって進められた」として顔

を背けている。 日本政府だけでなく裁判所も、

彼らの被害救済に消極的だ。在日韓国人北。。。。

  (引用終わり)

 私は韓国世論が言う「強制売春」や「徴用工」被害

はたしかにあったものと考えている。わが政府も、そ

のことは部分的に認めている。しかし戦後に起こった

北挑戦帰還事業は日本政府が強制的に行ったものでは

ない。なぜなら私自身がその現場に立ち合っているか

らだ。

 東大大学院時代、K君という朝鮮国籍の友人がいた。

性格は温厚で頭も良かった。しかしほどなくして彼は

北朝鮮に渡った。彼が大学に来た最後の夜、「ガール

フレンドが北朝鮮に行きたいと言うので自分もついて

行くことにした」と目を輝かして話した。私は当然、

笑顔で握手しておめでとうと述べた。

 もう一つの例はそのときからすぐ、私は伏木富山港

からソ連(当時)の木材運搬船に乗った。シベリア

鉄道でウィーンに行くためだった。そのとき、この船

には大勢の朝鮮人学生が乗り込んだ。聞けばシベリア

まわりで北朝鮮に帰還する学生たちだった。その一人

と仲良くなったが北朝鮮に帰国すればモスクワ大学

公費で留学できると、やはり目を輝かした。

 ここではっきりと断言する。彼らの北朝鮮行きには

何の強制もなかった。もちろん日本政府の関与も強制

もなかった。伏木港の税関でも警備の警察も何も問題

なくスムースだった。彼らは希望に燃えて、目を輝か

していたのだ。韓国中央日報よ、具体的にいかなる日

本政府の関与があったのだ?K君に文部省から圧力で

も入ったのか?伏木港の警察(2,3人だった)が、

帰還学生60人ほどを拘束していたのか?ノー、ノー!

 韓国人は日本に対していつも偏狭な民族主義で対抗

しようとする。日本海を自ら東海と名乗り黄海を西海

という。言うだけでなく世界が同名を使うべくはたらき

かけている。なんと世界各国に特別チームを送って運動

をしている。まらメディアがその名を使うように世界

の有力メディアの記者を韓国に呼び接待をしている。

 たしかに韓国が日本海を東海と呼びたければ呼ぶが

良い。日本からは日本海は西にあるから西海と呼ぶ

のはどうか?そのとき黄海を西海と呼ぶ韓国はどうする。

(笑)

 毎年数学オリンピック物理オリンピックでは韓国

はほとんど金賞をとる。なんと優秀な高校生か。新聞

の1面見出しで大きな記事。しかし今年もノーベル賞

はとれなかった。とれなかっただけでなく、候補に

すらならなかった。この2,3十年、物理オリンピック

で金賞をとった2,3十人の「科学者」はどこに消えた?

 一体このような偏狭な民族主義はどこからきてるのか。

単に日本の植民地支配のせいとばかりは言えまい。その

背後に何があるのだろうか?

那須とバンクーバーサイエンスカフェの皆様、連成振り子の宿題に没頭

 ここで連成振り子とは2個の振り子を並列に

並べて水平に張ったひもの結んで2個同時に振

動させる2重振り子のことです。二つの振り子

のエネルギーと運動量はたがいに絡み合いもつ

れ合います。

 この様子は簡単に作って実験することが出来

ます。両サイエンスカフェでは宿題製作実験と

しました。みなさまはなかなか腕をふるって、

楽しんでいるようです。

 このように振動が絡み合った現象は最近の

物理学では

    量子もつれ

と呼ばれています。この量子もつれ超伝導

現象から量子コンピューター、量子暗号技術

までつながっています。

 本ブログの読者の皆様も連成振り子作りに

挑戦されてはいかが?