那須サイエンスカフェ第1回報告のつづきのつづき

仮説を立て、新しい原理、理論を追及する方法は有効な手段となるとの意見があり、先生は仮
説を立てるにしても、その時の最先端の理論が分かっていないと、それは単なる評論家との評価
となる。例えばアインシュタインが光速不変を相対性理論に取り入れたのは、マクスウェル方程
式の中での光の速さの位置付けが重要と分かっていたからであると説明されました。
 また、ビッグバン以前の宇宙はどういった状態であったのかを類推する方法はあるのかとの質
問に、京大の佐藤勝彦先生のインフレション理論からかなりの確度でわかってきているとのこと
です。
 別の参加者の方からは、なかなか理解しがたく、今まで聞いたことの無いことばかりで驚かさ
れたとの感想が有りました。
 欠席、御招待客;伊吹俊彦  定常会員;成田美樹 世話人;小出浩美 以上3名(敬称略)
 次回;10月5日 6:00pm~
    内容;セルロースナノファイバーの発見、鉄の文明の終わり。

以上報告;吉川正大

那須サイエンスカフェの報告つづき

点でとらえていた。先生は釈迦は優れた哲学者と評価されていましたけれど、仏教の限らず、キ
リスト教、イスラム教等の宗教には、ご自身が唯物論者であることから、否定的な評価です。
 人の死は只、肉体が元素に帰るのみとのことです。
 私自身の中では、当カフェでは感想は述べませんでしたが、この事を簡単に受け入れられるだ
けの哲学が見当たりません。むしろ逆で、今後も大いに悩むことでしょう。
 (稲見世話人が、般若心経の簡単な解説を印刷、配布して下さいました。)
 
 ニュートン力学では、時間は絶対時間、空間は絶対空間。アインシュタイン相対性理論では
時間は速度の速いところ、重力の強いところでは時間が遅くなる。;相対時間。
 物理学の普遍の法則として
運動量保存則;P=mv、
エネルギー保存則E=1/2・mv 2
   PとEの関係;E=1/2・mv 2 =P 2 /2m分、 PとEの関係;分散関係  
     量子力学では光子の質量m=0   ネルギーはE=hν
    (分散関係とは、それぞれの振動数にエネルギーが分かれることである。)
 仮説を立て、新しい原理、理論を追及する方法は有効な手段となるとの意見があり、先生は仮
説を立てるにしても、その時の最先端の理論が分かっていないと、それは単なる評論家との評価
となる。例えばアインシュタインが光速不変を相対性理論に取り入れたのは、マクスウェル方程
式の中での光の速さの位置付けが重要と分かっていたからであると説明されました。
 また、ビッグバン以前の宇宙はどういった状態であったのかを類推する方法はあるのかとの質。。。

   (吉川記)

那須サイエンスカフェ第1回、力学の真髄、般若心経の学ぶ

那須サイエンスカフェ2019、
①力学の神髄、般若心経に学ぶ
大槻義彦早稲田大学名誉教授主催

2019年9月28日(土)、18:00~20:00、 稲村公民館、会議室

開  店  式

今日はサイエンスカフェの最初の日に当たり、開校式ならぬ、開店式が行われました。
 先ず、世話人の稲見館長より、大槻先生の市民大学講座が足掛け7年になり、サイエンスカフェ
も3回目となるとの話があり、先生のボランティアとしてのご指導に感謝いたしますとの挨拶があ
りました。
  次に、教育委員会生涯学習課長、粟野誠一様からは、大槻教授をお迎えしてのサイエンスカ
フェは普段なかなか経験できない貴重な体験ですとの趣旨の祝辞をいただきました。
 大槻先生(カフェのマスター)からはサイエンスカフェ(小規模な場所でコーヒーを飲みなが
ら気楽に語り合う場を作る試みで、市民と科学者、研究者を繋ぎ、科学の社会的な理解を深める
新しいコミュニケーション手法)の歴史等のお話がありました。
 日本では東北大学の研究者を中心とした仙台での物理の分野のサイエンスカフェが有り、京都
、大阪(先生は大阪での実施の経験があります。)等でも同様のカフェ形式の手法での討論の場
が持たれています。
 また、経営カフェ等、経済、文学等別のテーマも期待されています。
 大槻先生は夏場はカナダのバンクバーで過ごされますが、その地においてバンクーバーサイエ
ンスカフェを開催されており、今夏で5年目が終了。バンクーバーでは大学の教授もズボンにTシ
ャツ、後ろかぶりの野球帽姿で、ビール、ワイン等のアルコールを飲みながら、各自持ち寄った
ものを食べながらの自由な形式のカフェを楽しんでいるとの事です。
 今年は那須サイエンスカフェの定常会員の田嶋さんほか同氏友人1名、計2名が、バンクーバー
サイエンスカフェに1日参加されました。
 先生はご自身の略歴も述べられたが、詳細はインターネットなどを参照していただくとして
、66歳の時に早稲田大学の教授を、70歳の定年を待たずして退職されたそうです。理由は大学に
は言わなかったが、ゴルフ関連の事をやりたいがためが理由だったそうです。
大学側は、先生が他の大学から、スカウトされるのを恐れていたようです。
 中途退職であったので、名誉教授となれないと思っていたそうですが、結果として名誉教授と
なられているので、その後のゴルフ科学の研究、テレビなどでのご活躍等が認められた様です。
 カフェの全6回終了後に、定常会員の段取りによる閉店パーティーの予定。
 サイエンスカフェ特番「ゴルフの科学」優先参加のお知らせがありました。
 参加者(高校1年生の男子1名を含む)とスタッフが簡単に自己紹介をし、開店式は終了、本題
である第一回目のテーマ、「力学の神髄、般若心経に学ぶ」の解説、討論へと進んだ。

内  容

 ニュートンの第一法則;慣性の法則;特別な理由がなければ運動し続ける。
 地球は少しづつ減速しているが、30数億年自転をしながら、太陽の周りを回っているのです。
 17世紀にドイツのライプニッツが充足理由律を述べたが、これと同様の内容の考えを紀元前に

釈迦が因縁果で示しており、直接原因、間接原因がなければ、運動しているものは運動し続ける
ことになる。釈迦はまた、般若心経の中の色即是空のお経が示す内容は、物体は空である。空は
無ではなく、とらえどころがないという事です。(つづく)

     (吉川記)

え?え?関電から住民側に金銭付与ではなく、逆だって?!

衝撃的な朝日新聞の記事から引用

  (以下引用)

関西電力八木誠会長や岩根茂樹社長ら役員ら6人が2017年までの7年間に、関電高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役の男性=3月に90歳で死亡=から、計約1億8千万円の資金を受け取っていたことが関係者の話で分かった。

 男性は以前、高浜町助役を務めていた。同社などによると、金沢国税局による元助役への税務調査で、元助役が原発工事に関わった建設会社から約3億円を受け取り、関電側にその一部を還流していたことが判明。元助役は生前、地元の顔役として関電側との接触もあったという。

 関西電力は26日、役員の金品授受について朝日新聞の取材に応じた。役員らは「一時的に各個人の管理下で、返却の機会をうかがいながら保管していた」と説明し、「儀礼の範囲内のものなど以外は、すでに返却した」としている。。。。。

    (引用終わり)

 通常は原発立地の住民は原発に反発するので、それを慰撫

するために電力側が住民側、立地市町村にお金、あるいは

裏金を払うという噂は聞くが、反対に電力側が金銭を受け取る

とは意外や意外。

 関電側は受け取っておきながら『一時保管しただけ』とうそ

ぶく。原発に関して、暗躍する、電力と建設関連業者と住民側

を装う住民ボスの醜さ。原発そのものがダークなプロジェクト

だからいつもその周りまでダークになるのだ。

 残り:128文字/全文:472文字

哲学で火星にロケット飛ばすのかーコメント投稿

 

IQ_man

id:IQ_man

哲学ではよく心や感情を考えるようだが、それでどうやって火星へロケットがいくのか?それでどうやって、地球に飛来する隕石を止めれるのか???ノン。それができるのは、哲学ではなく、サイエンスだと思う。

このコメントに対するお答え

  ロケットを火星にめがけて飛ばすのは設計、製造、運航

とすべてコンピューターが必要ですし、そこでは量子力学

が使われます。また運航には相対性理論が必要です。量子

力学も相対性理論も大元は哲学が出発点でした。『相対性

原理』は哲学です。   大槻義彦

コメント投稿、餅が膨らむ理由?

 餅の中には空気の小さい泡があるでしょう。これが過熱によって

膨張するのでしょう。また餅の固体成分も過熱によって柔らかく

なります。これら二つの原因によって膨らむのでしょう。

    大槻義彦